ショットブラストとは 直径1ミリ程度の鉄製の粒体を大量にインペラから投射し、高速でワークに当てる事で、製品の表面研磨を行う加工です。 この加工により下記のようなことが出来ます。 材料切断面の酸化被膜除去 エッジ除去 素材の黒皮除去 溶接スパッタの除去 ・塗装前の表面処理 酸化皮膜処理(皮膜除去)とは レーザー切断加工はタレットパンチプレスと比較すると、どのような形状にカットする場合でも、金型が必要なく、 加工精度が良く切断速度が速いのが特徴です。 ただし、アシストガスに酸素やエアを使用される場合多く、この場合、溶断面に『酸化被膜』が発生します(黒皮とも呼ばれます)。 その酸化被膜が原因でうまく塗装がのらなくなり、剥離することがあります。 酸化皮膜処理(除去)の方法 この『酸化被膜』の除去方法は、サンダーを用いて端面を削るか、 酸洗いで酸化被膜を除去する方法があります。 しかし、いずれの方法も時間が非常にかかり、コストアップの大きな要因となっています。 特に、板厚が厚くなればなるほど、酸化被膜の問題は大きくなります。 協和の酸化皮膜処理方法 短納期で効率良く行うために、弊社ではショットブラストによる皮膜除去を取り入れています。鉄の加工品に付着した黒皮や皮膜と呼ばれるものを簡単に除去できるため、納期短縮、コスト低減を行うことが出来ます。 品物に応じてサンダーによる皮膜除去とショットブラストによる皮膜除去を使い分けて使用します。そして、その後の塗装やメッキ処理までを一貫して行うことで防錆処理までを行った製品の加工製造が可能です。 ショットブラストのその他利用法 一度錆が付着した鉄製部品に対して、錆を落として再加工(リユース)する場合があります。 錆落としの際に行うのが、ショットブラストという工程です。 弊社では、大型のショットブラストを保有しているので、大物から小物まで幅広い製品のブラスト処理を施せます。